NMNの作用

NMNが、身体の機能を保ち、細胞を活性化させるのではないかということは、ずいぶん前から研究されてきました。すべての生き物は老化という工程をたどり、やがては死に至ります。NMNは、体内でNADという物質に変換され、我々の臓器を修復し、身体機能をサポートしてくれていますが、老化が始まるとNADという物質が各臓器で減少する一方で、NMNを体内でつくる能力も減少していくと判明しています。

年寄り年をとると、体のあちこちに痛みが生じ、若いころと同じように体を動かせなくなります。この現象は、老化によって新陳代謝が低下し、NADという物質が各臓器で減少するのと同時に、NMNを体内で作り出す能力も低下して行くことが、現在までに判明しているのですNMNの作用として、現時点までで分かっていることは、NMNによって体の代謝状態が高まってくるということで、特に骨格筋でエネルギーを産み出す能力が高まるということが確認されています。また、インシュリン代謝も高まり、脳の活性化により、新たなアルツハイマー症の特効薬になるのではないかと期待されています。

ただし、現段階ではマウス実験のみの臨床で、実験マウスに対して1日100mg/kgから300mg/kgのNMNの投与ということですので、体重50キロの人間に換算すれば、1日5000mgから15000mgという途方もない量を飲まなければならない計算となります。

NMNの研究成果

秦の始皇帝ばかりではなく、多くの偉人や貴人が求めてきた永遠のテーマは「不老不死」というものでした。これは、ある意味人類全体の悲願であり、この不老不死を目標に日々研究を重ね続けてきました。さらには、現代医学が万能ではない現在、コールドスリープという方法により、自らをカプセルで冷凍保存するという研究も実際に行われてきました。

このたびの日本チームの発見で、NMNは大いに脚光を浴び、人類の不老不死化に大いに貢献するのではないかと大きな期待をされています。もちろん現在も、このNMNの研究は進められていますが、論文で発表された研究成果によると、22カ月目のマウスに経口投与で1週間このNMNを与えたところ、驚くべきことに6カ月目のマウスと同様の状態にまで変化したというのです

脂肪では、どうやってマウスが若返ったと証明できたのでしょうか。これにはいくつかの根拠がありますが、まずは老化による体重増加がなくなり、体重が変わっていないのに新陳代謝が活発になっていることです。人間も同様、新陳代謝の活発な20代ではいくら食べても、体重の変化がないといった事がありますが、血液の生化学検査や尿検査、病理検査など様々な検査を行い、副作用も異常も認められませんでした。

NMNとNAD

NMNは前述のとおり、ビタミンB3由来の物質ですが、体内で物質変換により吸収しやすくされ、身体の機能を保つのに必要なNADという物質に変換されます。多くの生き物が、体内にこのニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドを持ちますが、この成分が老化を抑えるのではないかということが論文で発表されて以来、医学界はもちろんのことあらゆる分野で、このNMNがもてはやされ各地でさらなる研究がなされる事となりました。

サプリNMNは、最終的にNADという物質に変換され、体内に吸収されていきますが、NADとはニコチン酸アミド・アデニン・ジヌクレオチドの略称ということになります。この、ニコチン酸アミド・アデニン・ジヌクレオチドは、補酵素の一種となるもので、補酵素とは助酵素とも呼ばれ、栄養補助食品やサプリメントなどで知られるコエンザイムは、あまりにも有名でしょう

この補酵素は、有機化合物で単体で活躍する物質ではなく、酵素が触媒反応を行う際に必要とされる補助物質の一つなのです。つまり、酵素が体内で働くためには、この補酵素はなくてはならないものと言えるでしょう。この補酵素は、ビタミンB群に多く含まれており、人々が効率的に栄養を吸収するため、なくてはならない栄養素の一つです。

NMNとはいったい何

NMNとは、ビタミンB3由来の物質で、ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドという成分の略称ということになります。この、ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドという成分は、地球上に生活するほとんどすべての動植物あるいは古細菌、真正細菌にも存在する成分で、こうした生き物が自らの身体の機能を保つのに必要なNADという物質に変換されているのです。

身体いわゆるニコチン酸の一種で、ナイアシンとも呼ばれあらゆる食品に含まれる栄養素の一つとなっています。このNMNは、遺伝子を活性化する物質の一つに数えられ、もともと体内に存在している物質ですが、加齢に伴って減少していきます。実はこのNMN、老化現象の抑制に関わるとされており、マウスによる臨床実験では、抗老化作用が明らかにされたのです。これは米国の学術誌「セル・メタボリズム」に掲載された論文によるもので、これは日本人が率いたグループの新たな研究でした。この臨床結果によると、NMNをマウスに1年間投与したところ、顕著な抗老化作用が見られたもので、糖尿病やアルツハイマーまたは心不全など、他の疾患にも大きな効果があると報告されました。

今から2200年以上も前に、初めて中国統一をなした秦の始皇帝は、すべての権力と財宝を手に入れました。しかし、彼に手に入れられないものがただ一つあり、それは不老不死でした。始皇帝は、不死の霊薬を徐福に求めさせますが、見つけ出す前に亡くなってしまうという逸話はあまりにも有名でしょう。

老化現象の抑制の実現化!?